第6回仙台国際音楽コンクール いよいよ始まりました!!
5月21日土曜日、仙台国際音楽コンクールが始まりました!今回で第6回めになります。http://simc.jp/simc/top/
今回のコンクールのトピックスとしては、今回から審査委員長が堀米ゆず子さんになられたこと。http://yuzuviolin.com/
それから、ファイナルだけですけど、
あの!!ギドン・クレーメルが審査員としてきてくれるのです。!!
(ミーハーな興奮の!!マーク)
ゆず子さんのツテで今回の話も実現に至ったわけですが・・ゆず子さんの口から、
「ギドンがね・・」とか
「マルタがね・・」とか
いろんなエピソードをお聞きすると、私が幼なじみの友達とふざけて
「昨日ギドンが電話してきて、今東京だから来いってうるさいの」
とか、「マルタもね・・・いろいろと悩み深いわけよ。なかなか電話切らないから、あの人・・」とかまったくのフィクションのホラ話とは違う!、
と
あたりまえですが、感心してしまいます。
関係ない話はこのへんにして・・
さて、この仙台国際音楽コンクール、聴くたびにレヴェルが高い!!とびっくりしてしまいますが、今回はたまげますわ!!
一次予選の課題は、モーツアルトのアダージョとロンド。この2曲は、仙台フィル、もしくは山形響の室内オケとの共演。
ここまでで、オケの出番は終わり、今度は無伴奏。
バルトークの無伴奏ソナタ、パガニーニのカプリスから一曲。
バルトークのソナタは技術的にも本当に難しいですし、内省的な洞察力、表現力が求められます。パガニーニのカプリスは24番あって、一番有名なのはその24番ですが、どの曲もヴァイオリニスト泣かせの?超絶技巧がつまっています。
こんなプログラムを弾かされると、その人のすべてが丸裸にされるような感じ。さすが、ゆず子さん!弾く側は嫌でしょうけど、聴き応え充分です。
勝手に私も審査員きどりで感じたことをかいてみます。あくまで私が聴いた、勝手な私感ですので・・あしからず。
【第一日め】A君
モーツアルトの音程悪し、なんか拙くきこえる.
Aさん
モーツアルトのヴィヴラートが下向きで音が上に抜けない。弾き始めてすぐ、留学経験がない音がすると思ったら、やはりそうだった。
あ~こういう演奏その昔、T学園でいっぱい聞きました。
強くてはっきりしてて上手い!!けど香りがない。音の強弱の変化しかない、つまり音色の変化がない。強くてきれいな音はだせるけど、そうじゃない音はないの?
バルトーク、本当にその音色でそこを弾きたいの?
ホンマに??ってききたい!!日本のタイトル保持者だから期待して聴いたけど、全然よくない・・技術はすばらしいが・・
Oさん
音色はきれいだが、オケとあってない、いそぐ。室内楽的センスが問われます。
K君
素晴らしい!!モーツアルトも気品が感じられる・・
バルトークも表現力が素晴らしい、この人はセミファイナルにいくね・・・
あと残り二人・・残念ながらお仕事でここで帰宅。
【第二日目】K君
上手いんだけどな・・周りがこれだけ上手いと、かすんじゃう、可もなく不可もなく、っていうのが、一番だめなのかも・・G大ではトップなんだろうけどな~。
G君
モーツアルト、オーケストラと全然音程があってない・・ピッチが高いよ~~聴いててつらい・・
バルトークも持ち前の技術でばりばり弾いてるけど、フラットが高めだったり、音程のセンスが無いね。パガニーニも一番をゆっくり弾くならもっと完璧でないと・・
さんざんけなしたけど、不思議なスケール感を感じる。でも周りがこれだけ上手いと、ね・・
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